横田様:日本の製造現場には、図面をはじめとする紙の資料がたくさん存在しています。その一方で、デジタル化に関しては遅れていると言わざるを得ない状況です。
スマートグラスやAIといった次世代の製品やサービスも出ていますが、実際にクライアントの声を聞いてみると「興味はあるけれど、そこまで一気に進めるにはハードルが高い」と感じているところも少なくないという印象を受けました。そこで製造業界におけるDXの入口として、紙の資料のスキャニングサービスを始めてみようというビジネスプランが持ち上がったのです。
まずは紙の資料をスキャニングし、それをエクセルデータに変換して、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールで見える化したのちに、AIを導入するというようなステップを踏む、というのがDXの自然な流れであると説明することで、次第にスキャニングの引き合いが増えていきました。