DXサービス導入時には紙書類のスキャン作業が発生しがち
コラム
2022.02.24
もしもあなたが上司から、
「DXサービスを導入したい」
「良さそうなDXサービスを比較検討してくれ」
と指示されたらばどうしますか?
「何をしていいか分からない」
と困ってしまう人は多いはずです。
そんな時にはまず、社内に紙書類(帳票)が何がどれだけ存在するか把握することからはじめましょう。
DXは、文字通りデジタルを前提としたイノベーションです。
アナログをデジタルに変える。これがDX化の第一歩となります。
DXサービス導入時には紙書類のスキャン作業が発生しがちとは
DXサービス導入時には紙書類のスキャン作業が発生しがちとは、
DXサービスがペーパーレスな世界を実現させ、業務効率化・業務改善を得られるものであると提唱していることから、現在まで紙で運用してきたことで存在する紙書類・紙帳票はデジタル(=PDF化)にしないと活用できなくなる。
PDF化には、スキャン作業をする必要がある。
各業界のDX関連サービスについて
各業界におけるDX関連サービスには以下の様なものがあります。
- 建設業界 → 建設テックにおける建設現場の入退場管理サービス
- 医療業界 → ヘルステックにおける予防・治療・維持のサービス
- 金融業界 → フィンテックにおける融資・決済のサービス
- 広告業界 → アドテックにおけるユーザーファースト広告配信サービス
- 教育業界 → エドテックにおけるオンライン学習の配信サービス
- 法曹業界 → リーガルテックにおける電子契約書サービス
どれもITやテクノロジーを活用することで、従来業務の効率化・合理化を達成することができる便利なサービスとなっております。
一方で、便利になるという恩恵を受ける為には、現在までの商習慣をガラッと変える必要があります。
DXサービスの具体的な事例について
例えば建設テックの建設現場の入退場管理サービスでいえば、作業員一人ひとりのお名前などの個人情報をデジタルデータないしデジタル化データとして所有し、サービスに取り込みをしないと活用できません。
他の例として、リーガルテックの電子契約サービスでは、今日より未来に締結する契約書はデジタルデータでの運用となり活用できますが、過去に締結して保管管理している紙の契約書は、一度PDF化をしてデジタル化データにしないと活用できません。
まとめ
DXサービスをフル活用するには、
- 現在の商習慣において、紙書類・紙帳票が何種類、何件存在するかを把握する
- 過去の紙書類はそのままにして、今後はDXサービスを利用するという二重運用を許容するかしないかを検討する
- アナログもデジタルも一元管理を望む場合、アナログをデジタル化する(=スキャン)
が必要となります。
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