BPO市場におけるスキャン代行拡大の背景
BPO市場は大きく「IT系BPO」と「非IT系BPO」があります。
その中でも今回は「非IT系BPO」の中の1つ「スキャンサービス」にフォーカスし、なぜスキャンのニーズが今、高まっているのかを解説していきたいと思います。
BPO市場におけるスキャン代行拡大の背景について
日本では労働人口不足が深刻化しております。
その為、業務効率化を求めて、RPAやAI・ウェブサービスなど、ITを活用した業務の自動化・効率化が加速しています。
しかしながらこれらITを活用しての業務効率化を実現するには「電子化」されていなければはじまりません。
また、新型コロナウィルスや台風といった災害対策として、リモート・在宅ワークができる環境を整備する企業が増加傾向にあります。
このような時代背景から、紙文書の「スキャン」を進める動きが加速しています。
スキャン代行拡大の要因について
スキャン代行拡大の裏には以下のような要因があります。
- DX促進
- テレワーク導入の為の環境整備
- BCP対策
- 保管コスト削減
- 書類の劣化・紛失の防止
- 検索性の向上
- 電子帳簿保存法の改定
皆さまも少なくともどれか1つは当てはまるのではないでしょうか?
スキャン代行に多いお問合せ事例
弊社にお問合せの多い事例です。
「クラウド契約サービスの導入を社内検討しているが、過去の締結済みの契約書のデジタル化が進んでおらず、新システムへスムーズな移行ができない」
この場合、過去分の契約書は弊社で全てスキャン(=デジタル化)を実施し、システム移行の前段のお手伝いをさせて頂いております。
また、弊社では「データ入力」も主軸サービスの為、契約書スキャンをすると同時に、契約書情報(締結先会社や締結日等)をデータ化し、スキャン画像とセットでご納品をさせて頂いております。
その結果、過去締結分も含め新システムで一元管理でき、管理の煩雑化を防ぐことが可能です。
まとめ
日本はデータを紙で保存する風習があり、未だ多くの企業が紙データを抱えている現状から、紙データのスキャンによる電子化のニーズは今度更に高まる事が予想されます。
各社“いつかは”実施しなければならない課題となっているが、今後更なるDX化を促進する為にも、まずは紙文書の「電子化」を実施しておくことでタイムロスを無くしスムーズなDX推進が可能となります。