メニュー閉じる
0120-269-356 受付時間:平日10:00~19:00
お問い合わせ・お見積り
資料請求 料金
シミュレーション
お役立ちコラム
ホーム > お役立ちコラム > コラム > ナレムコの統計とは?リスクに備えた文書整理方法を解説

ナレムコの統計とは?リスクに備えた文書整理方法を解説

コラム
2023.07.18

業種によって扱う資料は異なりますが、数多くの企業が資料を管理しています。例えば、契約書や請求書、履歴書、同意書、社内広報誌など数多くの資料を挙げられるでしょう。また、企業が扱う資料の中には、法律で保存が義務付けられているものもあるため、適切に管理する必要があります。

 

紙で情報を管理している場合、保管スペースなどが必要になるため、企業の中には保管するためにコストをかけていたり、オフィスのスペースが少なくなっていたりするケースも珍しくありません。さらに、企業の中には管理している資料をほとんど活用していないというところも多いのではないでしょうか?

 

作成した書類がどのぐらい活用されているのかを示す統計として、ナレムコの統計が挙げられます。今回は、ナレムコの統計の概要やその定義と合わせたおすすめの文書整理方法などを解説しますので、興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

 

ナレムコの統計とは?わかりやすく解説

ナレムコの統計とは、制作された文書の中で半年後に利用される文書は10%、1年後に閲覧される文書は1%であることを示した統計のことです。アメリカのNational Record Management Council(NAREMCO)によって調査・報告が行われました。つまり、書類を作成して半年を経過すると90%の資料が閲覧されないことを示しています。また、1年経過すると99%の書類が利用されないことを報告した統計です。

 

企業が管理している書類はほとんど捨てたほうがいいの?

ナレムコの統計によれば、制作から1年経過した書類はほとんど閲覧されないため、残していても無駄になる可能性が高くなります。では、企業が管理しているほとんどの書類は捨ててしまったほうがいいのでしょうか?例えば、捨てることで省スペース化を実現することができたり、管理に必要なコストを削減できたりすることができます。そのため、資料を処分することは企業にとってメリットがあるといえるのです。

 

しかし、原本を残すか否かは別にして企業が管理する書類の中には廃棄してしまうと困るものも多いです。ここでは、なぜ企業が使わないけど捨てられない書類があるのかについて解説します。

 

企業には使わないけど捨てられない書類がある

1つ目は、法律で保管が義務付けられている書類は、捨てられないからです。

 

例えば、企業が保管しなければならない書類として契約書や納品書、請求書などが挙げられます。特に、国税関係帳簿や国税関係書類は一定期間の保存が義務付けられているため、これらの書類は適切に管理しなければなりません。

 

突発的なアクシデントの発生に備える必要がある

2つ目は、突発的なアクシデントの発生に備える必要があるからです。

 

企業が扱っている書類の中には、トラブルや訴訟が発生したときにそれを立証することができるものもあります。このような書類を安易に処分してしまうと、もしものときに対応することができなくなるので、適切に管理しなければなりません。万が一捨ててしまうと立証できずに裁判が不利に働くケースもあるため、このような書類は残しておく必要があります。

 

ナレムコの統計と合わせたおすすめの文書整理の仕方とは?

企業が扱う書類は簡単に捨てることはできません。しかし、1年以上経過した書類が閲覧される可能性は1%なので、可能な限り整理したいと思われている方も多いのではないでしょうか?

 

工夫して文書整理を行うことで、管理すべき書類を減らすことができる可能性があります。ここでは、ナレムコの統計と合わせたおすすめの文書整理方法を解説します。

 

保管の必要性がなく使用しないものは廃棄する

1つ目は、書類の必要性や使用頻度を考えて不要なものは廃棄することです。

 

電子帳簿保存法など法律で保管義務が定められていない書類は、残す必要がありません。また、万が一訴訟が起きたとき、法的根拠にならない書類も同様です。その中で制作から1年以上経過している書類や使用頻度が低い書類は処分することができるでしょう。

 

できるだけ書類は電子化する

2つ目は、できるだけ書類を電子化することです。

 

普段閲覧しない書類でも保存義務が定められているものが多く、1年以上経過した書類でも保管しておかなければならないという企業は少なくありません。また、法的根拠になり得る文書は保管しなければなりませんが、多くの場合トラブルが発生しないケースが多く、原本保存で管理しているとコストが膨大になることもあるでしょう。さらに、法律で保存が義務付けられておらず、証拠としても残しておく必要がない書類でも原本に書かれた情報だけはバックアップを取っておきたいというケースもあります。このような状況に直面している企業は、文書の電子化がおすすめです。

 

法律で保存が義務付けられている書類の中には、電子保存が認められているものもあります。書類を電子保存で管理するためには、一定の条件を満たす必要がありますが、それをクリアすれば原本で管理しなくてもいいため、書類の保管スペースを削減することが可能です。また、トラブル発生時の証拠として残しておきたい書類は、電子化しても証拠となります。民事訴訟において裁判の証拠となる書類は、紙媒体でも電子データどちらでも使用可能です。特に、トラブル発生時の証拠として残しておく書類は、訴訟が起こったときに活用する書類になります。使用頻度が多くないため原本保存は負担が大きいですが、文書を電子化することで、スペースを削減し訴訟にも備えられるので、文書整理の際におすすめです。

 

数多くの文書を電子化してオフィスをスッキリさせたいならスキャン代行業者がおすすめ

文書を電子化すれば必要な情報をデータとして残しつつ、原本を処分することができるので、省スペース化やコスト削減など、企業は数多くのメリットを獲得することができます。しかし、企業は膨大な文書を管理しているケースも多く、11つの書類に対して原本保存の必要性を確認したり、スキャナで電子化したりすることはとても大変です。効率的に文書電子化を行い、不要な原本を廃棄したいという企業はスキャン代行業者の利用がおすすめです。

 

スキャン代行を利用すれば、短期間で大量の文書を電子化することができます。また、原本の廃棄にも対応してくれるため、文書整理をスピーディーに行うことが可能です。自社ですべての書類の電子化に対応できないという方は、ぜひスキャン代行業者の利用を検討してください。

 

まとめ

今回は、ナレムコの統計の概要やそれに合わせた文書整理方法について詳しく解説しました。制作から1年以上経過した文書は、閲覧されない可能性が99%にも上ります。そのため、企業はスペースを効率的に活用するため、コストを削減するためにも日頃から文書を整理することが重要です。

 

しかし、ナレムコの統計はあくまで目安です。文書を整理する際には、文書の活用方法や閲覧頻度などを考え、廃棄、電子化、保管を考えるようにしましょう。

 

文書整理に電子化を検討している企業は、スキャン代行業者の利用がおすすめです。

 

株式会社うるるでは、『うるるBPOのスキャン代行サービス』を提供しています。短い納期で大量の文書を電子化することができるので、興味がある方は、ぜひ下記のリンクからお気軽にご相談ください。

 

 

 

関連コンテンツ

で即日お見積り可能!
まずはご相談ください

ご相談内容における本質的な課題を見つけ、
最適なソリューションをご提案させていただきます。
ADF(自動読取装置使用)とは
ADF(Auto Document Feeder)とは、スキャナ機やコピー機などで、原本を自動的に読み込む装置のことです。
ADFにより、大量の原本も短時間・低コストにスキャンすることができます。原本の保管状態が良くない場合、ADFによるスキャンはできません。1枚ずつ、手置きで対応いたします。詳しくは営業アドバイザにお問合わせください。
※ADFを使用する場合は、本・書籍の裁断(100円/冊)が必要です。
※裁断した書籍の再製本も承ります(応相談)。
※原本の状態により、ADF(スキャナ機の自動読取装置)を使用できない場合があります。
CLOSE
フラットベッド(手置き)とは
フラットベッドとは、透明な原稿台の上に原稿を手動で固定し、下から光を照射し読み取るタイプのスキャン方法。
ADF(Automatic document feeder)と異なり1枚ずつ原稿台にセットしスキャンを行う
CLOSE
dpiとは
dpiとは解像度(画像のキメの細かさ)のことです。
解像度が高いほど自然に近い画質が得られ、解像度が低いと画質が荒くなります(ギザギザが現れる)。画像の用途によって最適な解像度が異なりますので、詳しくは営業アドバイザにお問合わせください。
CLOSE
OCRとは
OCR(Optical Character Recognition)処理とは、写真や画像に描かれている文字情報の上に、透明なテキストを付与する(埋め込む)処理のことです。
この処理により、写真や画像に描かれている文字情報を任意のキーワードで検索することができます。
認識精度は原本の状態により大幅に変動しますが、活字テキストのみの綺麗な原稿であれば90%以上が正しくテキスト化されます。
ただし、文字がかすれていたり罫線が多用されていたりフォントが特殊だったりすると精度は下がります。また、手書きの文字はほとんど正しく認識しません。
CLOSE
しおりとは
PDFやwebブックを開くと左側に出る目次のことです。
しおりがあれば行きたいページへすぐに辿り着けます。
手書きの原稿なのでOCRは認識しない場合にもおすすめです。
CLOSE
ファイル名編集
画像化したPDFやjpeg、TIFF等各種ファイル形式の、ファイル名を入力する作業です。
ファイル名は文字数や使用できない記号といった制限がございますが、基本的にはユニークなお客様任意のファイル名を付与することができます。
弊社の受託実績の中では、原本に記載のある文字やコードを入力して付与して欲しいというご要望が比較的多いです。
ファイル名は、画像化後のデータ運用を意識して、「検索性」の高い名称にすることが大事です。
CLOSE
e-文書法とは
e-文書法とは、2004年11月に制定され2005年4月に施行された、保存することが義務付けられた文書の電子化を認める法律のことです。
帳票類や財務諸表など、商法や税法などで企業に保存が義務付けられている文書について、電子化された文書ファイルで保存することが認められています。
また、紙の文書をスキャナで読み取った画像データも一定の要件を満たせば原本として認められているため、ビジネスを進める上で必要とされる文書・帳票類の印字・流通・保存にかかるコストが大幅に削減されると期待されています。
うるるBPOの営業担当は文書情報管理士の資格を取得済みです。お気軽にお問い合わせください。
CLOSE
オンサイト(出張スキャン)
「利用頻度が多い」「機密性が高い」といった社外に持ち出すことのできない文書を、お客様先に出張してその場でスキャンおよび納品するサービスです。機材の準備、マニュアル作成、人員の手配、作業ディレクション、進捗管理などすべてを当社で行います。
※出張場所により金額は異なります。
CLOSE